【1級FP監修】不動産投資のメリット・デメリット
将来の為に資産運用・形成をされる方が増えています。年収○○円以上限定セミナーなどで良く話題になる不動産投資、その中でも、多いのはワンルームマンションの投資方法になります。
今回は不動産投資の新築ワンルームマンションのメリット・デメリットについて紹介します。
現物不動産の投資方法は、投資資金も高額になる為、本当に自分自身に合うかどうか確認する必要があります。
ワンルームマンション投資の主なメリット
①資産運用 ・・・マンションを貸すことにより安定的に賃料でインカムゲイン、売却することにより売却益キャピタルゲインを狙うことできます。
②インフレ対策 ・・・登記による公示制度が整備され、安全性が高い。また、賃料や物件価格は物価との連動性もあります。
③生命保険 ・・・団体信用生命保険を加入することによって、死亡時などの該当事由でローンが完済されて、残った家族がマンションの賃料の受取りや物件を売却することがで残っ家族が保障されます。
④レバレッジ効果・・・不動産投資ローンを利用することにより、自己資金がなくても投資可能となります。年収の数倍も融資可能の為、数部屋購入することができます。
⑤節税効果 ・・・不動産所得は損益通算が可能の為、所得税率が高い方には、減価償却費等による節税効果が見込めます。
⑦老後資金対策 ・・・退職後、物件を保有する間は賃料を不動産所得として受取ることができます。
⑥相続対策 ・・・購入価格ではなく相続税評価額で評価される為、資産の圧縮が可能となります。
ワンルームマンションの投資の主なデメリット
①利回り低い ・・・そもそも物件価格の高いため、利回りが3~5%前後の物件が多くなります。※中古物件購入除く
②価格変動 ・・・不動産の需給バランス、不動産市況、経済、近隣の動向によって、賃料や売却価格が変動します。
③金利変動 ・・・金利上昇により、借入時に変動金利を選んでいた場合は、返済の支払い総額が増加します。
④流動性 ・・・売却時の条件(金額、売却時期、買い手有無)に時間を要して、すぐに売れない可能性もあります。
⑤管理コスト ・・・管理費・サブリース費用など、修繕費の増加、設備費用・現状回復費用などが突発に発生する可能性あります。
⑥空室・家賃滞納・・・賃料が入金されないために、不動産所得の収支が大きく変動する場合があります。
⑦災害リスク ・・・現物不動産になるため、地震や台風によって大きな被害に受ける場合もあります。
⑧遺産分割 ・・・相続財産の大半が不動産の場合、遺産相続時に残った相続人の間で相続財産の割合に納得ができない場合があります。
⑨法律・税制改正・・・不動産関連に関する法改正、不動産所得・譲渡所得、相続時に関わる税制の改正などがあります。
分析の重要性
投資には必ずリターンとリスクがあり、表裏一体となります。現在、不動産価格は値上がりをしていますが、不動産投資ではメリットばかりを鵜吞みにするのではなく、デメリットを考えてしっかり対策や分析を行い賢い選択をしましょう。
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