【1級FP監修】火災保険の加入・見直し方|補償を確認して保険料を比較

火災、豪雨や地震などで住宅が被害にあった場合に補償をする保険が「火災保険」です。
今、その「火災保険」が10年前と比べ、大きく保険料が値上がりしています。住宅の老朽化、工事費・材料費の高騰そして、自然災害の頻度や被害規模が拡大したことが背景にあります。今年も値上がり、来年も値上がりの見通しです。
火災保険は、契約内容に応じて、火災や落雷、風災、水災などによる建物・家財の損害を補償します。地震・噴火や、これらによる津波に起因する火災や損壊などに備えるには、火災保険に地震保険を付けます。
更新時の保険料は、建物の所在地や構造、補償内容、保険会社などによって異なります。この記事では、必要な補償を確認し、更新時に見積もりを比較するポイントを紹介します。
【結論】必要な補償と自己負担額を決め、同じ条件で見積もりを比べましょう。
水災・家財の補償と免責金額を確認する
お住まい地域、建物の構造によって、水災補償部分を外すことにより、保険料を下げることが可能です。
水災補償を見直すときは、自治体のハザードマップで洪水・内水氾濫・土砂災害などを確認しましょう。想定区域の外でも被害が生じる場合があります。建物の立地や階数に加え、契約上の支払条件と、被災時に自分で負担できる金額も確認します。
家財の保険金額は、家具や家電などを買い直す費用を目安に設定します。免責金額を引き上げると保険料が下がる場合がありますが、被災時の自己負担は増えます。保険料と自己負担額を見積もりで比べましょう。
注意点は地震・噴火・津波が起因する建物・家財の損害は火災・水災の対象ではなく地震保険が補償対象です。
免責金額(自己負担額)0円から数万~数十万に変更すると保険料を安く設定できます。ただ、災害時の自己負担が増えるため、バランスを考慮して検討しましょう。
契約を年契約から5年長期契約などの複数年契約に
1年契約と複数年契約を選べる場合は、補償と免責金額をそろえ、1年当たりの保険料と契約期間中の支払総額を比べましょう。月払・年払・一括払の取扱いや保険料は、商品によって異なります。
防災対策や性能の強化、独自の割引制度
防犯対策や性能の強化を行うことで保険料を下げることができる場合があります。
耐震診断を行い、一定の耐震性能が認められた場合や耐震工事を行った場合の「耐震割引」、オール電化住宅にした場合の「オール電化住宅割引」、セキュリティや防災対策など「ホームセキュリティ割引」、居住者に喫煙者のいない「ノンスモーカー割引」など、保険会社によっては、系列の同じ生命保険、自動者保険を契約すると保険料全体が安くなるなど様々な割引制度があるので確認しましょう。
複数の保険会社の見積もりを比較
複数の保険会社の保険料や補償内容を比較してみましょう。同じ補償内容であっても保険会社によって保険料に差があります。現在の加入している保険会社以外に必ず見積もりを取りましょう。
単純に保険料の違いだけではなく、クレジット決済ができる保険会社や割引制度が多い会社などもあります。
面倒な場合は公式サイト 無料の火災保険一括見積りサイトを利用するなど検討しましょう。
築年数が古い場合には共済系を検討
保険料の一括見積りしても築年数が30年以上や旧耐震基準の住宅だと驚くほど保険料が高額の場合が多いです。その時に活用できるのが、都道府県民共済グループや全労済などの共済系の火災保険です。
築年数での条件が緩いため、保険料も安く抑えられます。ただ、補償の面では、地震などの補償が不足する場合が多いため、単独で加入できる保険を検討する必要があります。
より良い火災保険選びを
保険料を下げることを優先しすぎて、本来必要な保障額まで下げてしまうと大変な事になります。現在の家族構成で、もし大切な自宅が火災や地震で被害を受けたら、いくらの補償額や生活を再建する費用が必要でしょうか。
今までの場所に住宅を建てるのか、違う場所を検討するのかによって必要額も変わります。
家族構成や価値観を考慮して、自分や家族に合った保険を選ぶことが重要になります。現在加入している火災保険・地震保険の補償を確認し、生活再建に必要な資金に対して、補償が不足していないかチェックしましょう。
PrivateFp合同会社は数多くのファイナンシャルプランニングの経験から、本当に必要とする損害保険設計、納得のできる金融資産運用設計を支援します。
相談者に合った「最適解」を一緒に検討、お気軽にご相談ください。
Q&A よくある質問
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水災は付けるべき?
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ハザードマップで洪水・内水氾濫・土砂災害などのリスクを確認し、建物の立地や階数、被災時に負担できる金額を踏まえて判断します。見積もりでは、水災補償の有無と保険金の支払条件を確認しましょう。地震起因は地震保険が対象です。
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保険金額はいくらが妥当?
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建物は、同等の建物を現在建て直すために必要な金額(再調達価額)を目安にします。家財は買い直す費用を別に見積もり、現在の契約で建物と家財がそれぞれいくら補償されるか確認しましょう。
税制・法律・制度の取扱いについての記述は、発信時の関係法令等に基づき記載したものです。今後、変更の場合もあります。
一次情報|参考資料
参考資料・リンク確認日:2026年11月1日。
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