【キャリアコンFP】エゴグラムから自己理解、心のパターンを見える化

「今の仕事がツライ、自分に向いている仕事が分からない」
「転職しても、同じところでつまずいてしまう」
「職場の人間関係で、いつも同じような悩みをくり返している」
こうした“キャリアのモヤモヤ”の多くは、
スキルや経験だけではなく、自分の「心のクセ」を分かっていないことから生まれます。
PrivateFpでは、ライフプランやお金の相談と同じくらい、「自分をどう活かすか」「働きがい、生きがいを持って稼ぐ」というキャリアの視点を大事にしています。
今回は、その自己理解のツールとして使いやすい「エゴグラム」をご紹介しながら、より良いキャリアづくりにどう活かせるかを整理していきます。
目次
【結論】エゴグラムで自分を知り、充実したキャリア・ライフプランを設計しよう。
エゴグラムとは?5つの「心のモード」を知るツール
エゴグラムは、交流分析(TA)の考え方をもとに、人の心を次の5つの「自我状態」(思考、感情、行動パターンを包括的に表す)に分けて見る考え方です。
- CP(批判的な親):責任感・ルール・けじめ・厳しさ
- NP(養育的な親):思いやり・やさしさ・支える力
- A(大人):事実にもとづいた冷静さ・分析力・判断力
- FC(自由な子ども):好奇心・ワクワク・創造性・感情表現
- AC(順応した子ども):協調性・我慢・空気を読む力・礼儀正しさ
エゴグラム診断やWEBの簡易テストなど、質問に答えていくと「どの自我状態が高くて、どこが低いのか」をグラフで見ることができます。
ここで大事なのは、高い=良い、低い=悪いではなく、「自分はどの状況でどの自我状態を使うタイプか」、「その状況は使いにくくて、課題になりやすいな」と、自分の傾向を知ることです。
エゴグラムで「キャリアの強み」「人間関係のパターン」を知る
エゴグラムを知ることで「キャリアの強み」がわかります。
- CPが高いタイプ
- 約束やルールを守り、責任感の強いリーダータイプ
- 一方で、自分にも他人にも厳しくなりすぎると、
「叱るばかりで褒められない上司」になってしまうことも
- NPが高いタイプ
- 人を支える・育てる・寄り添う仕事で力を発揮
- ただし、相手に尽くし過ぎて自分が燃え尽きてしまうリスクも
- Aが高いタイプ
- データや事実にもとづいて冷静に判断できる
- しかし、感情面への配慮を忘れると「冷たい人」と見られることも
- FCが高いタイプ
- クリエイティブ、企画、アイデア発想、営業などで強みを発揮
- ただし、ルールや期限より「その場のノリ」を優先してしまうと評価を落とすことも
- ACが高いタイプ
- 空気をよみ、周囲と協調して動くのが得意
- 反面、「本音が言えない」「いつも我慢してしまう」ストレスを抱えやすい
こういった「長所と裏返しの短所」が、エゴグラムのプロファイルからとても見えやすくなります。
人間関係のパターンでは、職場の上司・部下・同僚との関係にも、エゴグラムのクセが出ます。
- CPが高い人同士 → ぶつかりやすい
- NPが高い人とACが高い人 → 「世話を焼く側」と「頼る側」になりがち
- FCが高い人とAが高い人 → 「ノリ」と「冷静さ」で噛み合わないことも
「なぜこの人とはうまくいくのか?」
「なぜあの人とはすれ違いやすいのか?」
といった人間関係のパターンを客観的に眺めるヒントになります。
キャリアに活かす3つの視点
「向いている仕事・働き方」のヒントにする
エゴグラムの結果を、「職種」や「働き方」のヒントに使うこともできます。
- CP・Aが高め
→ マネジメント、品質管理、事務・管理職、法務、経理など - NPが高め
→ 教育、介護、看護、カウンセリング、営業でも“顧客フォロー”寄りのポジション - FCが高め
→ 企画・マーケティング、クリエイティブ、イベント運営、新規開拓営業など - ACが高め
→ 事務、サポート職、調整・コーディネート業務など
もちろん、エゴグラムだけで職種を決めてしまうのは極端ですが、「なぜこの仕事は合っているのか、楽しいのか、しんどいのか、モヤモヤするのか」を言語化する材料にはなります。
転職・異動で「キャリアの失敗をくり返さない」ために
転職や部署異動をしても、「また似たようなことで悩んでいる」というケースは少なくありません。
- CPが高くて、どこへ行っても「言いすぎてしまう」
- ACが高くて、結局どの職場でも「言いたいことを飲み込んでしまう」
- FCが高くて、最初は好かれるが「詰めが甘くて」信頼を落とす
これは、職場が悪いというより、心の使い方のパターンが変わっていないことも多いのです。
エゴグラムで自分のパターンに気づいたうえで、
- 「CPは強みとして活かしつつ、NPも少し意識して使ってみよう」
- 「ACが高い分、FCを意識して出せる場をつくろう」
- 「FCのマイナス面をCPでカバーしよう」
など、心のバランスを意図的に整えていくことで、
同じ失敗をくり返しにくくなります。
成長させたいエゴグラムを決める
エゴグラムは、性格を丸ごと変えるための道具ではありません。
むしろ、
「この1年は、NPを少しだけ意識して使ってみよう」
「仕事ではAを、プライベートではFCをもう少し大切にしてみよう」
というように、伸ばしたい自我状態を1つだけ決めて、行動を変えていくための地図と考えると使いやすくなります。
FPのキャリア・ライフプラン相談
PrivateFpのコンサルティングでは、お金のシミュレーションやライフプラン作成だけでなく、
- 「どんな働き方が自分らしいか」
- 「仕事と家庭・プライベートのバランスをどう取りたいか」
- 「転職・再就職・セカンドキャリアをどう考えるか」
といったキャリアの相談も、エゴグラムなどの自己理解のツールを使いながら一緒に整理していきます。
- 自分に向いている働き方・職場環境を整理したい
- 転職・再就職を考えているが、何を軸に決めてよいか分からない
- 職場の人間関係で同じような悩みをくり返している
- 「お金・キャリア・家族のこと」をまとめて相談できる相手がほしい
自己理解が深まると、キャリアの選択も「なんとなく」ではなく、
「自分はこういう心のクセがあって、だからこっちが合うと思う」と納得感をもって進められるようになります。
PrivateFpは数多くのファイナンシャル・プランニング、キャリアコンサルティングの経験から、自分自身に合った人生設計を支援します。
相談者に合った「最適解」を一緒に検討、お気軽に相談ください。
Q&A よくある質問
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エゴグラムとは何ですか?
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エゴグラムとは、交流分析の考え方にもとづき、「CP・NP・A・FC・AC」という5つの自我状態(心のクセ)をグラフ化して自己理解を深めるツールです。自分の思考や感情の傾向が分かるため、キャリア選択や人間関係の振り返りに役立ちます。
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エゴグラムで自己理解を深めると、キャリアにどんなメリットがありますか?
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エゴグラムで自分の強み・弱みが分かると、「向いている働き方」や「つまずきやすいポイント」が整理できます。たとえば、CPが高い人は責任あるポジションで力を発揮しやすい、NPが高い人は支援・育成の仕事で活躍しやすいなど、キャリアの方向性を考えるヒントになります。
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エゴグラムは転職や再就職を考えている人にも役立ちますか?
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はい、とても役立ちます。転職・再就職の場面では、「何を優先して仕事を選ぶか」「どんな職場環境が合っているか」を整理することが重要です。エゴグラムを使うと、自分の心のクセを踏まえたうえで求人を選べるので、「入社してから合わなかった」というミスマッチを減らしやすくなります。
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