【1級FP監修】プロパンガス代(LPガス)の見直しの方法を解説、固定費カットで家計にゆとりを

物価高が続くなかで、「そろそろ節約しないと…」と感じている方は多いと思います。
まず削りがちなのは食費やレジャー費ですが、家計改善の“本命”は毎月自動的に出ていく固定費です。
その中でも見落とされがちなのが、プロパンガス(LPガス)代の見直しです。
都市部では地下のガス管を通じて配給される都市ガスの家庭もあります。都市ガスはガスボンベの配送コストがないためプロパンガスよりもガス代が安くなっています。
一方で利用者の多いプロパンガス料金は自由化されており、同じ地域・同じ使用量でもガス会社によって料金が大きく違うことがあります。
「住宅を購入以降、ガス会社はそのままでいいや」と無関心や「うちは地方だから高くて当たり前」と諦めてしまう前に、いったん冷静にガス検針票・請求書をチェックしてみましょう。
プロパンガス代(LPガス)の見直しの方法やポイントを解説します。
目次
【結論】まずは検針票を確認、市区町村の相場を検索して割高な場合は値下げ相談やガス会社の乗換(切り替え)を検討しましょう。
なぜプロパンガス代の見直しが大事なのか
プロパンガスは、
- 料理
- 給湯(お風呂・シャワー・洗面)
- 場合によっては暖房
と、毎日必ず使うライフラインです。
そのため、一度料金を見直して単価を下げることができれば、
- 毎月自動的に節約効果が続く
- 我慢しなくても家計がラクになる
という“じわじわ効く固定費の節約”になります。
まずは「明細書や検針票」で今の料金を確認
見直しの第一歩は、今どれくらい払っているかを正確に把握することです。
手元に検針票や請求書を用意して、次の項目を確認してみてください。
基本料金:毎月固定でかかる料金
従量料金:使った量に応じてかかる料金
設備使用料:貸与されている設備の使用料
ガス使用量(㎥)と、1㎥あたりの単価
ここで大切なのは、「合計いくら払っているか」だけでなく、1㎥あたりの単価をチェックすることです。
同じ月額料金が5,000円でも、
- 使用量が少ないのに高い → 単価が高い可能性
- 使用量が多くて高い → 使い方の見直しが必要
と、対策が変わってきます。
プロパンガス料金の「相場感」「適正価格」を知る
プロパンガス(LPガス)は地域差・会社差が大きく、同じ市内でも家庭ごとに基本料金やガス使用量単価がバラバラということも珍しくありません。
おおよその相場を知るには、
- 近所の方にさりげなくガス代を聞いてみる
- 複数のガス会社から見積もりを取ってみる
といった方法がありますが、おすすめは 公式サイト 一般財団法人日本エネルギー経済研究所 石油情報センター 一般小売価格 LP(プロパン)ガス 確報(偶数月調査)から調べることです。
ガス会社は教えてくれません。
家庭の単価は相場より明らかに高そうか・妥当そうかが分かれば、次に取るべき行動が見えてきます。
今のガス会社に「料金見直し」を相談する
相場と比べて「ガス代高いかもしれない」と感じたら、いきなり他社に切り替えるのではなく、今のガス会社に特に不満がなければ、現在のガス会社に相談してみるのも有効です。
その際は、次のようなポイントを意識して伝えるとスムーズです。
- 物価高で家計が厳しくなり、他の固定費も見直したが最後にプロパンガス代も見直したいこと
- 他社の料金も一度調べてみようと思っていること
- 長く利用している(今後長く利用する)ので、可能な範囲で単価を調整してもらえないかという希望
感情的にならず、事実+希望のスタンスで伝えるのがコツです。
長期利用(見込み)の顧客には、ガス単価を下げてくれるケースもあります。
それでも高いままなら、ガス会社の切り替えを検討
相談しても単価がほとんど下がらない場合や、日頃の対応に不満がある場合はガス会社の切り替え(乗り換え)も選択肢になります。
ただし、その前に必ず次の点を確認しましょう。
給湯器などの「無償貸与契約」の有無
プロパンガス会社によっては、
- 給湯器
- ガスコンロ
- メーター
などを「無償貸与」という形で設置していることがあります。
最近は少なくなりましたが、以前は多かったです。
この場合、契約期間の途中で解約すると、
- 残り期間に応じた違約金
- 機器の買い取り費用
などが発生することがあります。
契約書やガス会社からの書面を確認し、貸与設備の有無、契約期間、解約時の取り扱いを必ずチェックしておきましょう。
ガス見直しが家計にもたらす効果とライフプラン
プロパンガス単価の見直しにより、
- 月に1,000~3,000円程度
- 年間で1万~数万円
支出が軽くなるケースもあります。
ガス代だけ見ると小さく感じても、電気代、通信費(スマホ・ネット)、保険料、サブスクなど、他の固定費とあわせて見直すと、トータルで毎月数万円の改善につながることもあります。
プロパンガス代を含む固定費の見直しを、教育資金、老後資金、住宅ローン返済計画、資産運用(NISA・iDeCo・401Kなど)といったライフプラン全体の中で考えていきます。
ガス代が毎月2,000円浮いたとして、そのまま何となく消えていくのか、NISAなどの資産運用や将来の目的資金にコツコツ回していくのか、10年後・20年後の差は小さくありません。
プロパンガス見直しの流れ
プロパンガス代の見直しは、
- 請求明細を確認して、単価と使用量を知る
- 地域の相場と比べて、割高かどうかをチェックする
- 今のガス会社に料金見直しを相談する
- 必要に応じて、他社への切り替えも検討する
という流れで、意外とシンプルに進められます。
ガス代が高いと感じたら、登録不要の自動料金診断できるサイト 料金保証で安心!最適なガス会社の提案はこちらの利用をご検討ください。
PrivateFpは数多くのファイナンシャルプランニングの経験から、「顧客の最善の利益」の達成を支援するファイナンシャル・プランを一緒に考えます。
相談者に合った「最適解」を一緒に検討、お気軽に相談ください。
Q&A よくある質問
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プロパンガス料金の「適正単価」はいくらですか?
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地域や時期によって変わりますが、「基本料金」と「1㎥あたりの従量単価」の両方を見ることが大切です。 公式サイト 一般財団法人日本エネルギー経済研究所 石油情報センター 一般小売価格 LP(プロパン)ガス 確報(偶数月調査)からお調べください。
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プロパンガス会社の見直しは、賃貸でもできますか?
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賃貸の場合、ガス会社の選定権限は大家さんや管理会社が持っていることが多いです。
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長野県でおすすめのプロパンガス会社はありますか?
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一概に「一番安い」とは言えませんが、長野県にお住まいの方でプロパンガス料金の見直しを検討されている場合、PrivateFpがご紹介している「橋本産業株式会社」のプロパンガスは、地域の中でも比較的割安な料金設定となっており、検討先の一つとしておすすめできます。
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