【キャリコン監修】自己理解とVPI職業興味検査
キャリアを考える上で、重要なポイントの一つに「自己理解」があります。
職業選択時に自分自身の能力、強み弱み、適正、興味、価値観などを理解して相性の良い職業を選び、充実したキャリアを送ることができたら本当に素晴らしいことです。
今回はキャリアコンサルティングのアセスメントで自分がどの興味領域が強く、その領域の職業がわかるVPI職業興味検査を紹介します。
VPI職業興味検査
自分自身を知る自己理解の検査法の一つに興味領域がわかるVPI職業興味検査があります。アメリカのカウンセリング心理学者 J.L.ホランドが開発した検査になります。
「個人が成長する過程で人間のパーソナリティは6つに分けられ、環境も同じ6つに分類される。人間の行動はパーソナリティの表出行動そのもだから、職業選択に当たっても、できるだけ同じ類型になるようにしたほうが成功の度合いが高くなる」という考えです。
この興味と環境の6つの類型は6つの頭文字を取ったRIASEC(リアセック)、興味の六角形、ホランドの六角形と呼ばれます。
R 現実的尺度・・・機械や物を対象とする具体的で実際的な仕事・活動に対する好みや関心の強さ、対人的、社会的な出来事の関心は低い
I 研究的尺度・・・研究や調査などのような研究・探索的な仕事・活動に対する好みや関心の強さ、合理的・論理的で几帳面である
A 芸術的尺度・・・音楽、芸術、文芸など芸術的領域での仕事・活動に対する好みや関心の強さ、独創性・想像力が豊か
S 社会的尺度・・・人に接したり、奉仕したりする仕事・活動に対する好みや関心の強さ、人に教えたり、援助したり、対人的な行動を好む
E 企業的尺度・・・企画や組織運営、経営などのような仕事・活動に対する好みや関心の強さ、地位や権力を重視する
C 習慣的尺度・・・定まった方式や規則に従って行動するような仕事・活動に対する好みや関心の強さ、規則や習慣を尊重、順応性がある
検査では、この興味領域尺度が高い領域と低い領域を確認、分化の程度(高い領域と低い領域の明確な区別)を確認、興味パターンと一貫性を確認します。
六角形は隣接領域は一貫性があり関連が高いといわれます。対角線上にある領域は一貫性がなく関連の低い領域と考えます。
VPI職業興味検査では、興味尺度が高い領域の頭文字の組み合わせで該当する職業を見つけることができます。例えばSとIとAが高ければ「医師」「看護師」「助産師」などの職業が該当します。
自分と仕事のベストマッチ
VPI職業興味検査で得られる結果は全てではなく、自己理解を深め、分析をする情報の一つです。結果をきっかけにして、職業探索すること有効ですが、結果にこだわり過ぎることに注意しましょう。
自己理解とは、自分自身のあるがままを知り、受け入れて理解する行為になります。自己理解には、自分自身の含め、自身の環境も理解する必要があります。
職業の適性、知識・技能、興味・価値観、活動や周辺の環境など、まずは、「自分自身が気づくこと」が大事です。また、 自己理解は一度理解すれば終わりではなく、生涯に渡り変化しますので継続的に行うことが重要になります。
PrivateFpは数多くのファイナンシャル・プランニング、キャリアコンサルティングの経験から、自分自身に合った人生設計を支援します。
PrivateFpもVPI職業興味検査を受けると、ECSの3つの領域が高く、「中小企業診断士」「ファイナンシャルプランナー」「不動産鑑定士」などが該当し意外と当たると感心しました。
公式HP VPI職業興味検査 独立行政法人労働政策研究・研修機構
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