【1級FP監修】生命保険設計・見直しの全期前納・支払い済み保険をどう見直すか、解約など

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生命保険の関係で多いのご相談は保険の見直しです。

家庭環境の変化、収入の変化、価値観の変化などで生命保険の保険金額・保険料を見直す場合になるべく損をしないポイントを紹介します。

全期前納・支払い済み保険は『解約返戻金の内訳(既経過+未経過)』と『掛け捨て額』の2点比較で判断し。割高なら減額・払済・解約を検討しましょう。

【結論】全期前納で支払い済みの生命保険は、掛け捨て部分を算出して、割高なら見直しも必要です。

払い終わった保険を見直す場合

保険料を保険期間終了まで支払った契約(保険料の支払い済み保険)の見直しポイントでは、まず解約返戻金の金額がいくらになるかを調べます。

前納した保険契約の解約返戻金額の内訳は、保険期間の経過部分を解約返戻金、保険期間の未経過部分を未経過保険料を合算して解約返戻金を支払う仕組みになっています。

計算方法「手順」と「式」

ステップ1:契約概要と払込総額を整理
保障内容と支払保険料総額を確認します。

ステップ2:解約返戻金=既経過解約返戻金+未経過保険料 を把握
保険会社から現在の解約返戻金額をお聞きください。

ステップ3:掛け捨て金額=総払込額-(満期/死亡/解約での受取額)を比較

ステップ1の払込総額から受取額を差し引いて掛け捨て金額を算出します。

ステップ4:減額・特約解約・払済化・解約新規の4案を損益分岐で比較
方法別で掛け捨て部分を計算、合理的に比較しましょう。

月々のコスト、無駄な部分を計算する

保険契約のコスト計算することは大事です。支払い中の保険契約、前納した保険契約でも、支払う保険料の総額から満期の時、死亡した時、解約した時の受取れる金額を差し引いて出るそのコスト(掛け捨て部分)が、保障内容と比較して納得できる金額かを確認する必要があります。

前納した保険契約でも、保険料のコスト(掛け捨て部分)が多い場合は、満期保険金、死亡保険金の金額よりも、解約した時に支払う解約返戻金の金額が大きい場合もあります。

実際に、病気死亡で受け取れる保険金額より、解約して受け取った解約返戻金額多い保険契約も多数存在します。

本当に必要な保障額とコスト(掛け捨て部分)をよく考えて保険を見直しましょう。
生きている今を重視する考えも尊重します。

相談者に合った「最適解」を一緒に検討、お気軽に相談ください。

Q&A よくある質問

解約返戻金や満期金に税金はかかる?

多くは一時所得です。基本式は(総収入金額 - その収入を得るために支出した金額 - 特別控除50万円)× 1/2 が課税対象。一時所得合計の課税対象額が年20万円を超えると確定申告が必要です(給与のみ等の条件付き)。

「全期前納」と「支払い済み」って同じ?

近い意味で使われますが実務上は少し違います。全期前納は将来分の保険料をまとめて払い込み、契約条件はそのまま継続する方法。払済(はらいずみ)は以後の保険料払込を止め、積立部分で保障額を縮小して契約を続ける方法です(医療特約などは失われることが多い)。

税制・法律・制度の取扱いについての記述は、発信時の関係法令等に基づき記載したものです。今後、変更の場合もあります。

公式サイト 国税庁ホームページ No.1490 一時所得

公式サイト 一般社団法人 生命保険協会ホームページ

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